乳酸菌加工食品「マナヴィー」を主力商材にするアージュセルビス(本社大阪府、本田正治社長)は11月1日、企業理念「超高齢社会を長寿社会に変えるため」を推し進めることを目的に、事業形態をネットワークビジネス(NB)から訪問販売に変更した。
既存の会員は全ていったん「愛用者会員」に移行させる。その中から、ビジネスとして活動したい人のみ「ビジネス会員」に順次切り替えていく。ビジネスに関心がなく、商品を購入するだけでいいという会員には「ユーザー会員」としてそのまま継続してもらう。
報酬体系は、従来の多段階から「ビジネス会員」「シニアビジネス会員」「ビジネスインストラクター」の3段階になる。商品ごとにポイントを設定して実績に応じて報酬を支払う。これまでよりも受け取る金額は増える想定だという。
一般の購入者がビジネス会員になるように勧めるリクルート活動はしない。保険会社のような形態をイメージし、ビジネス会員の募集は上位代理店、もしくは本社が行うという。代理店は法人・個人を問わずにエリアを決めて募集を始める。
ビジネス会員も商品を購入する必要がなくなる。仕入れて販売する必要もなく、顧客には商品を本社から直接送る。代理店にまとめて送り地域の顧客に分けてもらうことも想定している。
▲主力のサプリメント「マナヴィー」新規顧客の開拓については、本社による情報提供を目的とした健康セミナーを定期的に開催していく。セミナーを受講した人で関心のある人にだけ商品を案内する。商品アイテムは増やす方向で検討する。
販売形態の転換を機に、中期経営計画を更新し「ASCビジョン2035」を策定した。2035年は人口が減少していくことを想定して策定した。本田社長は「『あなたが私の健康アドバイザー』と言われるようになっていきたい。何でも相談ができて、楽しく生きるために必要な健康づくりをサポートしていきたい」と話している。
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