ワコールホールディングスの2024年4‐9月期(中間期)におけるワコール事業の国内EC売上高は、前期比6%増の95億円だった。事業全体では、実店舗が伸び悩んだが、EC事業が自社・他社ともに前年を上回り、全体業績を下支えした。
国内ワコール事業全体の売上高は、同4.8%減の450億円だった。構造改革の一環で実施した不採算店舗の撤退や納品調整によるものだとしている。自社ECなどの利益率の高いチャネルの伸長などにより、売上利益率は前年同期並みの水準を確保したという。
会員システム「ワコールメンバーズ」の登録者数は637万人となった。会員のうち5年以内に購入実績のある顧客は、全体の約7割に当たる430万人だった。
公式アプリ「ワコールカルネ」の累計ダウンロード数は450万人を超え、アプリ経由でのEC売り上げも増加傾向にあるという。
「ECサイトで閲覧した商品を実店舗に取り置き・取り寄せできるサービスの対象店舗拡大など、リアルとオンラインを融合した満足度の高い顧客体験を実現していく」(ワコール・川西啓介社長)とコメントした。
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