商品体験イベントの開催は5年ぶりだ。以前は「くらしに寄りそうLOHACO展」として、「LOHACO」で取り扱うオリジナル商品・限定販売商品などを展示した。
「われわれは『仕事場とくらしと地球の明日に「うれしい」を届け続ける』というパーパスを掲げている。中期経営計画では、『オフィス通販からのトランスフォーメーション』といった目標を掲げた。オフィス用品のアスクルから脱却し、仕事場もくらしも地球も支えるアスクルを目指している」(執行役員 マーチャンダイジング本部長・竹久美月氏)と話す。
2023年3月からBtoBとBtoCの事業本部を統合しており、ECサイトにおいても両分野の商品を相互に取り扱う施策を進めている。それを踏まえ、アフターコロナに開催する今回のイベントでは、BtoBとBtoCの垣根を外し、商品を体験できる場を提供した。
オンオフで使える59商品
今回のイベントでは、オリジナル商品・限定販売商品を中心にメーカー47社と協力し、59商品を展示した。仕事場でも家庭でも使用でき、(1)ちょっとラクに(2)ゴミを少なく(3)地球にやさしい(4)みんなに寄りそう─といった四つの展示テーマに沿った商品をそろえている。展示商品の多くはその場で購入できるようにした。
▲多くの展示商品は会場で販売
商品の展示以外にも、「いい明日がくる」を親子で学べるクイズラリーや物流体験ラジコンカー、海洋ゴミ問題を学べるシーグラス探し、「いい明日を考える」ワークショップなども実施する。楽しみながら参加して学べる企画を用意した。
イベントを通してアスクルのサービスや取扱商品の認知を高めるだけではなく、環境配慮やエシカルといった同社が大事にしているコンセプトも多くの人に伝えたい考えだ。