アリババグループは11月12日、「天猫(ティーモール)」「タオバオ」で実施した、「独身の日」のセールイベント「11・11ショッピングフェスティバル」において、売上高(GMV)が堅調に推移し、購入者数が過去最大になったと発表した。今回で16回目の開催となった。売上高の実数は3年連続で公表しなかった。セール期間は過去最長で、2024年10月14日~11月11日だった。
セールでは、589のブランドの売り上げが1億人民元を突破。45ブランドの売り上げが10億人民元を超えたとしている。
4200万人以上のユーザーを有する有料eコマースメンバーシッププログラム「88VIPメンバー」による注文量は、前年比50%増となり、W11の成功を牽引したという。
「88VIPメンバー」の購買力は高く、月に25日以上プラットフォームにアクセスしており、平均的な顧客の9倍購入するそうだ。
セール中、カテゴリー全体では、美容や家電など、伝統的な大手ブランドの売れ行きが盛況だったとしている。デザイナーズ玩具や、アウトドア用品など、新興セクターも爆発的な成長を遂げたという。ミレニアル世代やZ世代の買い物客がこの急増を後押しし、ニッチなカテゴリーの成長エンジンになったとしている。
セールではAIが大きな役割を果たしたそうだ。「天猫」と「タオバオ」のAI搭載のツールキットは、1億を超えるマーケティング画像や動画、テキストを生成し、それによって400万の出店者のマーケティング費用の削減に貢献したという。
さらに、AIを活用したマーケティングツールは、約29万人の出店者の、160万点を超える商品の売り上げの増加に寄与したとしている。
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