産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン(本社東京都、秋元里奈社長)は、冷凍総菜や野菜の定期便、ギフトECに新規参入する。3年間で100万人超のユーザー獲得を目指す。
生産者の顔が見える冷凍食品のプライベートブランド(PB)「Vivid TABLE(ビビッドテーブル)」のサブスクリプションサービスを開始する。オリジナル商品には「食べチョク」に出品する生産者の食材を使う。パッケージにQRコードを印字して生産者の顔が見えるようにした。オリジナル3品に加え、「食べチョク」で人気のある冷凍食品10品から選んで購入ができるようにする。
▲ビビッドガーデン 秋元社長自分で食材を選べる定期便「食べチョクドットミィ」は、野菜を事前に登録しておけば定期的に届く。
全国の隠れたギフトをコンシェルジュが選んで届けるオンラインギフトサービス「コレダギフト」は、贈るシーンやストーリーも合わせて届ける。
新サービスの開始にあたり、新たに関東に物流拠点を設けた。食材を集約する物流拠点を構築するのは創業以来初めて。
▲ビビッドガーデン コレダギフト11月7日に都内で開催した記者発表会で、秋元社長は、食べチョクを運営する中、従来の産直スタイルにフィットしづらい産品があるほか、食料安全保障の観点から国産消費の重要性がさらに向上していると指摘。消費者側では共働き世帯が増加し、日常使いやギフト利用などニーズが多様化しており、これに対応したと説明した。
その上で、「食べチョクを基軸にした生産者にさまざまな販路を提供できる総合流通企業を目指す」と話した。
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