高級調理器具をダイレクトセリングで展開するサラダマスタージャパン(本社東京都、剛力英樹社長)は10月14日、「東京キッチンスタジオAoyamaグランドオープニングセレモニー」を開催した。テープカットセレモニーの後、記念クッキングショーを実施し、世界同時配信した。
東京キッチンスタジオは、サラダマスターグローバルで初の自社運営となる。当日は、メディア関係者を集めたメディアラウンドテーブルを開催し、米国親会社リーガルウェア社のライアン・リーガルCEOと米国本社サラダマスターのテリー・ホワイト アジアパシフィック シニアバイスプレジデント、剛力英樹社長が参加した。
冒頭、リーガルCEOがスピーチ。リーガルCEOは、「当社の80年近い歴史の中で、キッチンスタジオを自社運営するのは初めて。グローバルの今後の成長の鍵だと捉えている。東京のキッチンスタジオを基盤に、食べ物をめぐる科学を最大限に発揮して、究極的にはアート・オブ・クッキングに触れていただくことで、家庭での調理の大切さをきちんと伝えていくことができる素晴らしい機会となる」と期待を示した。
グローバルセールスにも言及。世界売上高は2億5000万ドル。最大の市場は米国とカナダ。次に韓国、オーストラリア、英国、フィリピンの順位だという。世界で60以上の国と地域で展開し、400社のディーラーが活動している。
▲米国親会社リーガルウェア社のライアン・リーガルCEOホワイト アジアパシフィック シニアバイスプレジデントは、「東京キッチンスタジオは新たな第一歩となる。今後は台湾やベトナム市場への進出を計画している」とコメントした。
そして、剛力社長が日本の現状と今後の展望について解説。
まず、この2年間の実績として、ディーラーがこれまでの2社から3社に増えたことと、九州のクッキングコーチが、8カ月間でディストリビューターに昇格したことを報告した。
今後の展望として、ディーラーやディーラーをめざす人がデモンストレーションを行える場所「サテライトキッチン」を政令指定都市を中心に開設していくことを発表した。今後3年間で10店舗の開設を計画する。2025年には5店舗の設置を目指すとした。
製品に関しては、日本の単身世帯向けのセットの投入を計画しているとした。さらに、社会貢献の下取りプロジェクトを推進し、能登半島地震の被災者へも調理器具を寄贈したことを報告した。
記念クッキングショーでは、サラダマスターの調理器具を使用して、ご飯や肉じゃが、ハンバーグ味噌汁などを作り試食した。