ワタミは、糖尿病や高血圧など食事管理が必要な人に向けた調理済み宅配弁当に参入する。糖尿病や高血圧など80種類以上の疾患に対し、アプリを通して献立の提案を行う、おいしい健康(本社東京都)と共同開発する。12月2日に「ワタミdeおいしい健康」を発売した。1日10万食まで販売数を拡大させていく。
「食事療法=おいしくない」のイメージを払拭し、継続利用してもらうため糖尿病診療ガイドラインを考慮した栄養価とおいしさの両立にこだわった。
献立は日替わりで、130万人が利用する「おいしい健康」アプリで人気の高いメニューを採用し、管理栄養士が設計した。ワタミの自社工場で製造し「ワタミの宅食」の販売員が毎日冷蔵で届ける。
発売に先立って2024年10月から、医療従事者を対象に無料試食を提供してきた。味については90%以上の人から「満足」という高い評価があったという。
▲「ワタミdeおいしい健康」を発売記者発表会でワタミの渡邉美樹会長は、「食事のお役立ちガイドブック」を医療機関に設置・配布予定する計画を発表。案内開始から1カ月で3079の施設から1万7245食分の試食申し込みあり、11月25日から29日の間で12000食を販売したことを報告した。
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