オーシャンシステムの2024年4‐9月期(中間期)における食材宅配事業の業績は、テレビCMによる認知度向上の成果もあり、売上高が前年同期比5.5%増の24億1100万円となった。営業損失は3800万円だった。
FC別の売上高は、ヨシケイ新潟が前年同期比0.7%増の16億900万円、ヨシケイ群馬はヨシケイ両毛との合併により、同45.0%増の4億9600万円、ヨシケイ北海道は同2.6%増の3億600万円だった。
福祉施設などへの食材販売を行う「ヨシケイキッチン」は、利便性が評価され、受託施設数が順調に増加した。主力商品である一般家庭向け食材セット「すまいるごはん」は、子会社取得によって食数が増加したほか、FC本部であるヨシケイ開発がテレビCMを全国放送し、知名度が向上したことから、販売セット数は増加した。増収の一方で、原材料価格の上昇と子会社合併による経費増などによりセグメント利益は減少した。
同社は「ミールキットの売上高は、コロナ禍前よりも減少しているが、前年と比べると若干盛り返している。既存の配送を担う販売員以外に、新規営業専門の部署を設けて新規顧客獲得を目指す」(IR)としている。
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