ベトナムで食品のBtoB‐ECサイト「KAMEREO(カメレオ)」を展開するKAMEREO INTERNATIONAL(カメレオインターナショナル、本社シンガポール、田中卓社長)は12月9日、ベンチャーキャピタルによる12億円超の資金調達を行った。
ベトナムのホーチミンに続き、ハノイでの事業展開やプライベートブランド(PB)の取り扱い強化に充てる。自社輸入事業やマーケットプレース事業にも調達資金を投じる。
ハノイでの新たな事業展開は今年12月2日から開始。これによりベトナムのGDPの過半数を占める2大都市をカバーする体制を整えた。冷蔵配送する体制を整備し、将来的には各都市への営業配送体制も整える予定だ。すでに、ホーチミンやハノイ以外の顧客からの購買要望に応える。
マーケットプレース事業は倉庫に生産者や製造会社の在庫を置いた上で、同社が営業や配送、資金回収を行う仕組み。飲食店やホテル向けに販売することが可能になる。先に提携した神戸物産との取り組みがその一例で、今後もパートナー企業を増やしていく。
PB展開は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けのカット野菜やカットフルーツの開発・販売を進める。消耗品関連のプライベートブランド化も計画している。
同社の調達資金は累計23億円超となった。田中卓社長は「成長著しいベトナムの食材供給マーケットにおけるリーディングカンパニーとなれるように、参加を頂いた投資家陣の助けも借りながら、チーム一丸となって事業成長に取り組んでいく」と話した。
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