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2025.01.09

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【会員限定 通販・通教・EC 2024年 売上高ランキング】上位58社を公開 実質成長率は9.3% 目立つ減収企業、難局でも成長する条件

日本流通産業新聞が集計した「通信販売・通信教育売上高調査〈冬季〉」によると、上位588社の合計売上高は12兆4271億1500万円だった。前期との増減率が分かる206社で算出した実質成長率は9.3%増となった。増収した企業もあるが、徐々に減収企業が目立つようになってきた。そんな中、高い増収を記録する企業の特徴を分析した。商品カテゴリー別の「業界予測」では、それぞれの2025年の業界環境の見通しを「天気図」で表している。2025年の事業戦略の参考にしていただきたい。



アマゾンは成長継続へ


売上高1位のアマゾン(日本事業)は、圧倒的な販売力と強固な物流インフラを武器に、年々、流通額を拡大している。2024年12月には、ふるさと納税に参入し、2025年はさらに成長しそうだ。


増収率1位の要因は?


増収率で見てみると、売上高50億円以上では、化粧品開発・販売のAiロボティクスが売上高を前期比280%増とし、1位となった。2024年9月には、東証グロース市場に上場した。

増収要因は差別化された商品力に加え、AIを活用したマーケティング力にある。独自のAIシステム「SELL(セル)」を活用し、効果的な広告運用を実現している。

売上高10億~50億円では、アパレルブランドを展開するyutori(ユトリ)が売上高を前期比74.9%増とし、1位となった。こちらも2023年12月に東証グロース市場に上場している。




時流に乗ったブランド開発に加え、強みのSNSマーケティングが効果を発揮し、高い成長を実現した。

両社とも高い商品力に加えて、他社と異なる強みを持つマーケティング力やテクノロジーで差を付けている。2025年も「商品×マーケティング×テクノロジー」の掛け合わせを効果的に実現できた企業が成長しそうだ。

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