日本テレビホールディングスグループでメディア事業やテレビ通販事業を展開する日本テレビ放送網(本社東京都、福田博之社長)の2024年4-9月期(中間期)のリテールビジネス(通販)の売上高は前年同期比0.1%減の36億4500万円だった。基幹システムのリプレイス問題は収束したものの、夏物の販売に苦戦したようだ。
2023年4月、日本テレビ放送網はECにおける基幹システムを移行した。移行により、約2カ月間、「楽天市場」や「ヤフーショッピング」などの外部モールでの販売を休止した。そのため、販売機会の損失が発生した。
だが、2024年4-6月期(第1四半期)は、その影響もなくなり、リテールビジネスの売上高は同4.2%増の17億7400万円だった。
一方で「今年の夏は売り上げがあまり芳しくなかった。酷暑だったり、台風の影響で、想定通りの商品販売が難しかった」(筒井亥彦リテール事業部長)と話す。
第2四半期においては、特別番組の放送による、消費者のECサイトでの購買が売り上げの底上げに寄与した。利益面も回復傾向にあり、梱包費などの諸経費を削減したことが奏功している。
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