「北欧、暮らしの道具店」単体の売上高は、12.0%増の18億5449万円となった。商品カテゴリー別では、オリジナルの基礎スキンケアを初めて販売したコスメや、新商品の開発に注力したアパレルが成長している。
「全体感として、良い状態をキープできていると思う。予想を上回る進捗により、通期業績予想数値と配当予想を情報修正した」(取締役・山口揚平CFO)と話した。
2軸の広告で効果
同社はマーケティング投資を拡大し、新規顧客を獲得することで2027年7月期までに連結売上高100億円規模を目指す中期成長戦略を掲げている。
第1四半期には、同175.5%増の2億6900万円のマーケティング投資を実施した。
スマホアプリダウンロードを訴求するオンライン広告により、アプリダウンロード数や購入者数は大きく伸びたという。今年11月にアプリダウンロード数は400万件を突破し、売り上げの約7割がアプリ経由となっている。
「新規のアプリダウンロードユーザーによるCVRやLTVは、従来の顧客とほぼ変わらないことを確認している。引き続き、購入機会や動機を増やす商品展開やアプリのユーザー体験の向上で、リピートを促す方針。今後も、新規顧客の行動を注視していく」(青木耕平社長)と説明した。
認知拡大を目的としたマス広告として、今年9月に関西地方でテレビCMを放映した。
D2Cアパレルブランド「foufou(フーフー)」の売上高は、同59.8%減の4204万円だった。