「屋根が壊れているのが見えた」と偽って勧誘したり、高齢者に高額な工事代金を支払わせたりした住宅リフォームの訪販事業者、アスモトホーム(本社神奈川県厚木市、石塚智也代表)に対し、神奈川県は1月10日、特定商取引法違反を認めて24カ月間の業務停止を命じた。
特商法による業務停止命令の期間で24カ月は最長。
神奈川県によると、アスモトホームは「お宅の壊れている屋根が気になり訪問した」と事実と異なることを告げ、勧誘目的を明かさずに営業していた。契約時にはクーリング・オフが可能であることなどの記載がない契約書面を交付していた。
神奈川県によると、県内の窓口に寄せられた同社への苦情相談はこの3年間で52件、契約金額は平均で223万円。高齢者の判断力の不足に乗じ、複数の工事を立て続けに契約させる例もあった。
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