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2025.01.17

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ジャパネットホールディングス、「BS10」を開局 2年後に売上100億円、3年後に黒字狙う

開局記者会見の集合写真。番組出演者と並ぶジャパネットHDの高田旭人社長(後列左から二人目)とジャパネットブロードキャスティングの佐藤崇充社長(同1人目)

ジャパネットホールディングス(HD、本社長崎県、高田旭人社長)傘下でBS放送事業を行うジャパネットブロードキャスティング(本社東京都、佐藤崇充社長)は1月10日、新たなBS(衛星)放送チャンネル「BS10(ビーエステン)」の放送を開始した。同日開催した開局記者会見にて、ジャパネットHDの高田社長は、「今回、開設する『BS10』『BS10スターチャンネル』で、2026年度には売上高100億円を目指す」と語った。3年後の黒字化も視野に事業を強化する考えだ。

ジャパネットHDは2022年3月から、BS放送に参入し、チャンネル「BSJapanext(ビーエスジャパネクスト)」を運営してきた。

「(BS放送を)2年と少しやっていて、いい番組を作ってもなかなか見てもらえない難しさを実感していた。アプリを作り、40万ダウンロードから180万ダウンロードと数を伸ばし、アプリでも見られる環境も整えたがそれでも難しく、年間数十億円の赤字を出すテレビ局だった」(高田社長)と厳しさを語った。

BS放送からの撤退も検討する中、リモコンの中にあるチャンネルボタンに移行することができれば可能性はあると判断し、BS10チャンネルにあった映画専門チャンネル「スターチャンネル」の親会社である東北新社と交渉し、2024年4月にM&Aできたという。

「BSJapanext」の無料放送と、有料の「スターチャンネル」の有料放送を融合し、新たに「BS10」「BS10スターチャンネル」として放送を開始した。BS放送での無料放送と有料放送のハイブリッド型運営は国内初だという。

「スターチャンネルに加入したい方は直接契約ができる環境が本日から整っている。無料と有料のハイブリッドは前例がないが、放送業界に新しい風を吹かせていきたいと思っている」(ジャパネットブロードキャスティング・佐藤社長)と語った。

「BS10」開局により、番組内容を拡充し、多くの視聴者を獲得することで、事業を軌道に乗せる計画だ。

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