イノフィス(本社東京都、乙川直隆社長)は、腰の負担を軽減する機器「マッスルスーツ」を提供している。ゴムチューブを圧縮空気で膨張・収縮させることにより、重いものを持ち上げる作業の際の腰の負担を軽減する。11年間で累計約3万台を販売している。
現在主流となっているのは、サポータータイプの「マッスルスーツ Soft-Power(ソフトパワー)」だ。重いものを持ち上げたりするときに、屈んだままでいたりする状態の、腰にかかる負担を、平均33%軽減できるとしている。
肩と膝に専用のゴムベルトを装着して重いものを持ち上げると、縦方向にゴムが伸縮し、腰にかかる負担が肩と膝に分散する。ガーデニングや物流、農業、建設などの現場で役に立つそうだ。
価格は税込2万2000円となっている。
サポータータイプは、ゴムの伸縮だけで人間の作業の負担を軽減するため、モーターも電気も使わない。充電が不要で、泥などで汚れても使用できる。冷凍倉庫でも使用が可能だという。夏場に汗などで汚れたときは、洗濯することもできるとしている。
「マッスルスーツ」はこれまで、航空自衛隊や酒造メーカー、物流代行会社、いちご農家など、さまざまな業種の「現場」で導入されてきた実績があるという。物流現場の人員の負担軽減につながりそうだ。
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