化粧品訪販最大手のポーラ(本社東京都、小林琢磨社長)は1月8日、元日に発売した、シワ改善の薬用化粧品の新製品「リンクルショット メディカルセラム デュオ」が、発売から5日間で1万個を販売したと発表した。当初の販売計画の2倍を超えるペースで売れているとしている。
「デュオ」は、17年に発売して大ヒットしたポーラの「リンクルショット メディカルセラム」の後継品だ。
初代の「リンクルショット」と同じく、シワ改善の有効成分としてポーラオリジナル成分の「ニールワン」を配合している。
「デュオ」の特徴として、A剤とB剤の2種類を自分で混ぜて使用する。ガラス瓶のA剤とチューブタイプのB剤、使用時に使うノズルキャップが梱包されている。混ぜた後の使用期限は1カ月となっている。水に溶けて分解されやすい有効成分を安定させるための処方だという。
顧客が自分で混ぜて使用することから、購入時に販売員からのレクチャーが必要になる製品だ。「ポーラ・ザ・ビューティーや百貨店などで、店頭のコミュニケーションがあると分かりやすい製品となっている」(ブランドクリエイティブ部・ショット開発チーム田中美帆氏)という。
初代の「リンクルショット」は、発売初年度の17年2月期中に、販売本数約94万本、130億円を売り上げた。それに対して「デュオ」は、初年度売上目標を27億円としている。
「デュオ」の価格は、20g入りで、税込1万9800円となっている。
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