オークローンマーケティング、暖冬の影響あり SCMの強化や販売テストを実施

オークローンマーケティングは運営するテレビショッピング番組「Shop Japan（ショップジャパン）」において、酷暑・暖冬の影響を受けているという。特に「パーソナルクーラー」や「ここひえ」などの暑さ対策商品は酷暑の影響で販売が好調に推移している。ただ、掛け布団など冬向けの商品は販売に苦戦しているという。

対策として、「商品の必要数量を算出するプロセス、最適な発注量を決定する戦略に注力している。さらに発注する最適なタイミングを設計する一連のサプライチェーンマネジメント（SCM）も強化している。販促活動においては、気温と売上実績を分析できるよう、基本的に前年度に販売テストを実施し、その結果に応じて翌年に販促内容や、実施のタイミングを決定している」（マーケティング本部）と話す。

テレビショッピング事業を展開しているが、放送内容の直前の変更などの対応は行っていないという。

「テレビ局のルールや取り決めもあるため、どの商品の映像放送をお願いするかは一定の期間前に決定する必要がある。実際には商品の発注にも影響するため、数日での映像素材変更を各局にお願いするよりも、その年の季節性を半年単位で読み、月単位で直前に映像素材を決定している」（同）と話す。