ベースフード、2024年3-11月期 EC売上3.8％増 新商品が定期解約数減少に寄与

完全栄養食ブランド「BASE FOOD（ベースフード）」を展開するベースフードの2024年3-11月期（第3四半期）のEC売上高は、前年同期比3.8％増の80億4000万円だった。自社ECサイトにおいては、新商品を多数発売したことで、売り上げが拡大した。新商品が定期解約数の減少にもつながり、純第3四半期における会員数は22万3000人だった。

新たに「BASE BREAD」シリーズからは6種類、「BASE FOOD Deli」シリーズからは4種類を発売した。新しいカテゴリーとしてパンケーキミックスの「BASE Pancake Mix」も発売した。

第3四半期における自社ECサイトの売上高は、同6.6％増の73億8000万円だった。ECモールなど他社ECサイトにおける売上高は同22.3％減の6億6000万円だった。

卸売上高は同7.9％減の33億7000万円だった。店舗当たりの売上高は計画通りであるものの、一部商品の終売の影響があり、売上高は減収だった。主要コンビニチェーンで高い配荷率を維持しつつ、スーパーマーケットを中心に店舗数を拡大した。現在の商品配荷店舗数は5万1676店舗となり、変わらず高い水準を維持している。

コンビニへの配荷率は81.3％、ドラッグストアへの配荷率は20.3％、スーパーマーケットへの配荷率は7.5％となっており、まだ卸売上高拡大の余地はあるという。一部商品の終売が業績に影響したが、今後予定している新商品や商品リニューアルを通じて、引き続き成長を目指していく。