同社は6月から長岡造形大学とプロダクトデザインに関する産学連携プロジェクトを実施している。参加した学生は、価格やターゲット、品質などの商業ベースの制約の中でもの作りを体験する。学生の発想力と、企業として求められることのギャップを縮めることで、すぐに活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成を目指す。
学生には「地域とのつながり」というテーマも掲げている。14人の学生が新潟県内で生産・産出された素材の採用したり、地元メーカーが試作・生産できる衣類収納や玄関収納を企画した。
選考では、「Z世代」ならではの感性や着想によるデザイン性の高さに加え、実際に「ディノス」の顧客の属性、想定価格帯、サイズなどが市場に合うかなどを評価したという。
今回、選出した五つの企画は、11月以降の「第2フェーズ」において、販売に向けたデザインの最終調整や試作、プロモーション立案などを進めていく予定だ。