購買意欲の高い世代で「楽天モバイル」シェア拡大
三木谷社長は最後にグループを挙げて挑戦しているモバイルについて、「No Mobile、No Successだ」と語った。三木谷社長は今後も円安傾向が続く可能性が高く、物価上昇は収まらないと予測している。そんな中、国内の通信費だけが低下しており、それを「楽天モバイル」がけん引していると強調した。
今後、AIがさらに進化することで、スマホなどの端末やクラウドサービスがより高額になっていく。ネットワーク自体のコストは抑えられるように努めていく考えだ。
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「楽天モバイルは若者のシェアが高い。すでに20代後半から40代前半では、9~11%のシェアを取っている。ショッピングを主にやる世代で約10%のシェアを持っている。将来的にはこのマーケットシェアを20%、25%、30%と増やしていきたい」(同)と話す。
楽天モバイルの契約回線数は830万回線を突破し、携帯キャリアの顧客満足度(オリコン調べ)では2年連続総合No.1になった。
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「楽天モバイル最強感謝祭」は3カ月に1回の開催へ
「楽天モバイル」に契約したユーザーは、楽天グループのサービス利用率が上がる。
「楽天モバイルに加盟した方は『楽天市場』で約50%も余分に買ってくれる。この動きをより進めていくために、ぜひ皆さんの周りの方にも『楽天モバイル』を薦めていただきたい」(同)と語った。
昨年12月に初めて開催した「楽天モバイル最強感謝祭」は大きな成果につながったという。
「『楽天モバイル最強感謝祭』は初めての試みだったので、どうなのかなと思っていたが、結果は大成功だった。『楽天モバイル』契約者は1万3000円以上も余分に買っていただいた。『楽天モバイル最強感謝祭』はこれから3カ月に1回開催していく」(同)と話す。
「楽天モバイル」の利用者が増えることで、集められるデータも増え、マーケティング効率も高まるという。モバイルデータを活用した広告商品の提供も予定している。
「楽天モバイル」の挑戦は「楽天エコシステム」の発展が主目的だと強調した。