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2025.02.07

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楽天グループ、配送料など値上げ 物流サービスの料金変更

ロジスティクス事業 ディレクター 佐藤敏春氏

楽天グループは1月30日に開催した「新春カンファレンス2025」内の「戦略共有会」において、物流サービス「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」の料金体系を今年6月から変更すると発表した。2月3日には、出店者に向けて料金変更の詳細を案内した。同時に「サイズ区分の拡充」や「配送リードタイムの短縮」などサービス強化策も発表した。

2月3日に案内した新料金プランを店舗へ取材して聞いたところ、6月1日から、配送料(1個当たり)について、メール便(3センチ以下)は180円(以下すべて税別)から199円に変更する。

宅配便の60~100サイズは380円から60サイズは422円、80サイズは503円、100サイズは599円に改定する。120サイズは500円から723円、140~160サイズは850円から140サイズは880円、160サイズは1047円に変更する。

「昨今の物価高や、物流の2024年問題の影響による人手不足、宅配キャリアの配送料の値上がりなどを受け、料金体系を維持するのが難しくなってきた」(ロジスティクス事業 ディレクター・佐藤敏春氏)と料金改定の理由を説明する。

出荷作業料も値上げする。「楽天市場」以外のモールからの注文に対する「他モール出荷料」を新たに徴収する。


リードタイム改善へ


「RSL」のサービス内容の拡充についても発表している。

新区分として宅配便に「40サイズ」、ポスト投函型(メール便)に「厚さ5センチまでのメール便サイズ」を年内に新設する予定だ。

さらに、メール便などの出荷リードタイムを短縮できるように改善する。現在は午後3時の注文まで対応している翌日配送を午後11時59分まで対応時間を延長する計画も進めているという。

今後、「楽天市場」のデータを活用して、全国の物流拠点に在庫を分散し、配送のリードタイムを短縮する取り組みの実現なども目指している。

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