サニックスは1月29日、令和6年度「新エネ大賞」において新エネルギー財団会長賞を受賞した。同社が展開する産業廃棄物由来の再生燃料「再生油Bio」が評価された。
「再生油Bio」は、飲食店や食品工場から排出される廃水や汚泥などの産業廃棄物から、ゴミや汚泥分を除去して油分のみを分離、回収し製品化した燃料となっている。動植物性由来の油分を原料とするカーボンニュートラルな燃料であることなどから「産業廃棄物の削減」「再資源化」を実現した製品にもなっているとした。
発熱量が重油に近いこともあり、重油の代替品としてボイラーなどの燃料として活用されているという。また、「再生油Bio」は昨年も「福岡県県産リサイクル製品」「経済産業省産業技術環境局長賞」などを受賞している。
宗政寛代表取締役社長は「再生油Bioを近い将来、石炭の代替燃料として製品化する予定」とコメントした。
新エネ大賞は、(一社)新エネルギー財団が主催している。新エネルギーの導入促進や普及、啓発を図り新エネルギーに関わる商品や、普及の啓発活動を広く募集して優れたものを表彰している。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。