ワコール、2024年4‐12月 OMO強化で併用促進 国内EC売上4%増の145億円
ワコールホールディングスの2024年4-12月期(第3四半期)におけるワコール事業の国内EC売上高は、前年同期比4%増の145億円だった。EC化率は22%になった。今後、OMO(オンラインとオフラインの融合)施策を強化し、実店舗と自社ECサイトの併用率を高めることで売り上げを伸ばしたいという。
同社ではOMO策や、自社アプリの利便性向上、デジタルマーケティングの強化などに注力している。OMO施策として、(1)実店舗の販売員が自社ECサイト上でレビューを紹介し、チャネルをまたいだ購買行動をサポート(2)自社ECサイト経由で、実店舗へ取り置き・取り寄せするサービス─を実施している。
取り置き・取り寄せサービスを300店舗以上で展開している。2023年のサービス開始から2025年1月5日における申込者の来店率は60%以上、購買率は80%以上だったという。
実店舗と自社ECサイトの併用顧客の平均購買回数は、単一チャネルの利用顧客と比較して2倍以上となっている。2024年度における併用率は約10%だが、今後20~30%に拡大したい考えだ。
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