「マツリグニンONE(ワン)」などの健康食品を商材にネットワークビジネス(NB)を行うアイシップ(本社東京都、永井幸司社長)は、愛用者を中心とした組織で堅実な展開をしている。親会社である発酵原料メーカー、東洋発酵(本社愛知県)が開発した、体感性の高い商材が、組織の底堅さの源泉になっているという。同社では、各種キャンペーンを実施するなど、組織の底上げを図っている。今年6月には12周年イベントの開催も予定している。同社の永井社長に話を聞いた。
――アイシップの商品について教えてほしい。松の成分などを配合したサプリメント「マツリグニンONE」を中心商品として展開している。他に、「酢酸菌LPS」を配合したゼリータイプのサプリメント「グランベニール」、亜鉛やビタミンCを配合した栄養機能食品「リンダ ソーマ」もラインアップしている。「マツリグニンONE」が売り上げの9割を占める。
親会社の東洋発酵が開発した、高品質で体感性の高い製品が当社の強みとなっている。「マツリグニンONE」については、20年以上にわたって飲み続けている会員も少なくない。
――会員の中心層は。年齢的には、60~70代が中心だ。製品にほれ込んで長く愛用してくださる会員が多い。愛用者の方々に、より定期で続けていただきやすくなるような施策も展開している。2年前からは、定期購入を6カ月続けた人が応募できる企画も行っている。毎月、抽選を行い、1等、2等、3等の方に景品をプレゼントしている。景品は、和牛、ふぐ、季節のくだものなどさまざまだ。1等の方には数万円相当の景品をプレゼントしている。
組織の活性化に向けて3月からはキャンペーンの開始も予定している。
――どのようなキャンペーンか。ランクアップキャンペーンだ。昇格条件を期間限定で緩和する。前身の会社から参加した会員の中には、入会して26~27年になる人もいる。ビジネス意識の高い会員には、こうしたキャンペーンをうまく活用してもらいたいと考えている。
――組織拡大に向けた日々の取り組みについて聞きたい。現在は、健康セミナーを中心に展開している。各種法令に抵触しないよう注意しながら、当社の製品やビジネスへの興味・認知を拡大すべく取り組みを進めている。
――今後の展開について聞きたい。今年の6月には、12周年を記念したイベントを群馬で開催する。イベントを成功させ、組織に勢いをつけたい。