千趣会の2024年12月期における連結売上高は前期比7.4%減の456億円だった。当期純損益は36億5800万円の純損失(前期は47億8200万円の純損失)だった。継続している役員報酬の減額措置を含む、固定費の削減などにより収益性は改善したが、通信販売事業において計画達成に向けた注文獲得効果が得られず、ベースとなる実効会員数(12カ月以内の購入者)が減少したという。
連結業績における営業損益は37億4800万円の営業損失(同55億5700万円の営業損失)、経常損益は39億5200万円の経常損失(同56億7900万円の経常損失)だった。
通販事業「ベルメゾン」の売上高は同8.0%減の396億7500万円、営業損益は42億2100万円の営業損失(同59億5000万円の営業損失)だった。
オリジナル商品を中心とした価格の見直しや、デジタルとカタログそれぞれの特性を踏まえた売り場の提供などの施策を実施した。販売力の強化を目的としたカタログ配布戦略の見直し、SNSを活用した販促、優待プログラムの改定などの顧客接点再構築の取り組みが想定通りの効果を得られなかったことにより、減収したという。
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