ポーラは2025年12月期の取り組みとして、新モデルサロンの出店計画を掲げた。新モデルサロンは、2027年中に180店の展開を目指すとしている。百貨店・EC・BtoB・新チャネルなど、委託販売チャネルとは異なるチャネルの展開を掲げている。販売員や店舗数が減少する委託販売チャネルに依存しない、多角的なチャネル展開を目指すようだ。
ポーラは2024年6月以降、新たなサロンのビジネスモデルに取り組んでいる。駅前などの立地にサロン店舗を新設し、「体全体を美しくする」をコンセプトに掲げる。全国一律のエステメニューから脱却し、新しいサービス設計を進めているという。既存の「ポーラ・ザ・ビューティー」との差別化を図るとしている。
新モデルサロンには、美容意識の高い20代を中心とした若年層の開拓という狙いもあるとしている。ポーラでは、突出して売り上げを挙げるサロン店舗の顧客の年代が40代中心となるなど、若返りの流れが生まれてきていたとしている。新モデルサロンでは、こうした若返りの動きを一層加速させたい考えだ。
2024年にユーザー数100万件を突破したポーラの共通顧客ID「プレミアムパス」を通じた、百貨店・EC・サロンの顧客体験の向上も図っていくという。
化粧品専門店への卸販売も進めるとしている。これまでポーラと出会わなかった顧客との接点にしたい考えだ。
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