ヤクルト本社の2024年4‐12月期(第3四半期)における宅配専用商品「ヤクルト400シリーズ」の1日あたりの販売本数は、前年同期比8.0%減の189万8000本だった。「ヤクルト1000類」は同11.7%減の194万5000本で、店頭販売の「Y1000」を含めた「ヤクルト1000シリーズ」は同6.0%減の299万8000本だった。
宅配チャネルは、「ヤクルト1000」を中心に、新規客づくりを実施するとともに、既存客への継続飲用の促進を図った。また、宅配組織の強化を図るため、ヤクルトレディ(YL)の採用活動と働きやすい環境づくりを推進した。
商品では「ヤクルト1000」のシリーズ品として、糖質とカロリーを低減した「ヤクルト1000糖質オフ」を関東1都3県で昨年11月に発売した。また、新ブランドである植物素材利用食品「豆乳の力」3品を10月に発売。テレビCMを放送し、SNSを活用したキャンペーンやサンプリングイベントを実施した。
化粧品事業では、オリジナル保湿成分「S.E.(シロタエッセンス)」の「価値普及」活動に重点を置き、顧客の「内外美容」の実現と化粧品愛用者数の増大に努めた。具体的には、基礎化粧品「ラクトデュウ」シリーズから、昨年10月に「ラクトデュウS.E.クリーム」をリニューアル。前年に引き続き「ラクトデュウ S.E.ローション2(ミルクミニボトル付き)」を再発売し、売り上げの増大を図った。
その結果、化粧品事業の売上高は同5.6%増の57億1300万円だった。
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