ダスキン、2024年4‐12月期 訪販グループは0.8%増 新規顧客の獲得で成果

ダスキンの2024年4-12月期（第3四半期）における訪販グループの売上高は、主力のクリーンサービス事業が減収となったものの、ケアサービス事業のほか、その他の事業がいずれも増収となったことから、前年同期比0.8％増の828億9800万円だった。利益面は、原材料費などの高騰影響があったものの、RFID取り付けが前期中に概ね完了したことに伴い原価が減少したため、営業利益は同40.7％増の52億4100万円だった。

訪販グループの主力のクリーンサービス事業は、家庭向け、事業所向け共に減収した。家庭訪販事業の売上高は前年同期比2.9％減、事業所市場は同1.1％減だった。

家庭向けの中心商品であるモップ商品の売り上げは減少したものの、前期3月に発売した新商品「ペット用おそうじモップセット」（ペット用フロアモップとモップクリーナーのセット）は順調に推移した。

営業専任組織の活動やデジタルチャネルでの受注件数が前年同期に比べて増加し、新規顧客獲得に成果を挙げたことで、減収幅は前年同期と比べて縮小した。

その他の商品では、前期に発売した「ミッキー＆ミニー台所用スポンジ」「からだ支える快眠マットレス」などの売り上げが反動で減少した。

ケアサービス事業の「お客様売上」は、「ホームリペア」（住まいのピンポイント補修）は減少したものの、エアコンクリーニングが好調に推移した「サービスマスター」（プロのお掃除サービス）が増加したほか、「メリーメイド」（家事代行サービス）、「ターミニックス」（害虫獣の駆除と総合衛生管理）、「トータルグリーン」（緑と花のお手入れサービス）は増加した。

「ヘルス＆ビューティー」事業の売上高は前年同期比0.2％増の14億2000万円だった。