CLOSE
CLOSE

2025.02.27

ニュース

食品

パルシステム生活協同組合連合会、2024年4-12月期 値上げの影響で増収決算 利用人数・点数は減少

パルシステム生活協同組合連合会、2024年4-12月期 値上げの影響で増収決算 利用人数・点数は減少

パルシステム生活協同組合連合会(本部東京都)の2024年4-12月期(第3四半期)業績は、供給高(売上高)が前年同期比2.5%増だった。利用人数は同1.2%減、1人当たりの受注金額は同2.7%増、1人当たりの受注件数は同0.7%減、1点当たりの単価は3.4%増だった。利用人数、点数は減っていたものの、値上げ効果で増収となった。

新規組合員の獲得では、コロナ禍以降、個別訪問活動ができなくなったことを機に、都心などの地域によっては再開していないという。各種イベントでの出店は再開しており、新規組合員の加入数は計画比1.4%増、前年同期比2.5%増だった。

コロナ禍前と比べて戸別訪問が34%から18%に、イベントは22%から12%にそれぞれ減少した。一方で、ウェブ完結型の加入は19%から29%に増加した。全体の4割が相対で届けており、6割が置き配を利用しているという。

2023年2月から開始している、組合員に加入せずに3週間限定で利用できるサービス「おためし宅配」が成果につなげている。期間内は手数料無料で、一部商品を特別価格で購入できることから、新規組合員獲得に貢献しているという。

ウェブ限定で冷蔵品などの人気商品のセットが購入できる「選べるおためしセット」は、計画通りの注文数で推移した。「注文数に対する加入率が見込み通り確保できておらず、加入への誘導が課題となっている」(広報)と話す。

無料メールマガジン登録 人気の記事や編集部のおすすめ記事を配信
登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。

タグ:

おすすめの記事

PICK UP


人気の記事

RANKING

新聞のご紹介

日本流通産業新聞

詳細・購読はこちら