MAO(モノアミン酸化酵素)は、体内において、モノアミンの酸化を触媒する酵素だという。セロトニン、メラトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドパミンなどのモノアミン神経伝達物質の不活化において、主要な役割を担っていることで知られているという。
近年の研究では、MAOを阻害することによって、モノアミン神経伝達物質の不活化を抑制することができるとし、関連疾患の予防や治療が期待されている。
同社が特許を取得した「MAO阻害剤」は、アルコールを抽出溶媒とするユキノシタの抽出物を有効成分としている。
「MAO阻害剤」を各形態に製剤化することによって、食品や医薬品として摂取したり、肌に塗布したりすることにより、うつ病やパーキンソン病、皮膚の障害、老化といった、モノアミン神経伝達物質の不活化が招く疾患の予防や治療への貢献が期待できるとしている。
同社では、「MAO阻害剤」の自社製品の応用や、医薬製造会社とのライセンス契約を行っていく計画だとしている。