「ワインバンク」の機能の中に、「売買」を追加してマーケットプレイス化した。ワイン市場の活性化につなげ、同社が保有するワイン資産を2027年に100億円に引き上げる計画。
マーケットプレイスにより、売り手の「適正価格が分からない」、買い手の「信頼性」「希少銘柄の入手困難」といった課題解決に寄与する。「ワインをより身近に感じてもらうことが狙い」(中野邦人社長)と話す。
「ワインバンク」の顧客以外に「提携企業」「プリムール(新酒)購入」も売り手にし、「ワイン投資家層」「ネット購入層」「オークション購入層」「飲食店」を買い手とする市場形成を目指す。
向けては「ワインバング」と「提携企業」などで基盤を構築する。
「ワインバンク」は顧客と同社が持つワインの合計で24億円相当の資産があるという。これを100億円に増やすため、提携企業を拡大していく。提携先は企業単位での出店ではなく、商品を出品する形とする。
販売手数料は売り手側から得る仕組みとし、費用は10%程度。提携企業とともに新たなユーザーを獲得していく。
健全な売買を維持するため、会員登録したユーザーだけが売買できるようにした。
高額取引の際の配送は、自前で配送を行う。通常の配送はヤマト運輸や佐川急便などを利用する。