TENTIAL(テンシャル)は2月28日、東京証券取引所グロース市場への新規上場を果たした。同社の売り上げは創業以来、毎年倍増に近いペースで成長を遂げてきたという。中西裕太郎社長は同日開催した新規上場発表会において、「当社は売り上げの7割以上がEC経由。インターネットを通じたマーケティングが、大きな成長に貢献している」と語った。上場を機に、ブランドのさらなる認知拡大と成長を目指すとしている。
同社の主力商品は、着用時の睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR(バクネリカバリーウェア)」シリーズだ。累計販売数は100万枚を突破しており、同社売り上げ全体の約8割を占める。
2025年1月期の売上高は、前期比121.0%増の119億5500万円での着地を見込む。2026年1月期の売上高は、同42.0%の増加を計画しているという。
今後の成長戦略として、(1)マスプロモーションによる認知拡大(2)SKU戦略による継続成長(製品ラインアップを増やし、収益基盤を拡充)(3)会員プログラムなどによる、ロイヤルティーの向上(4)海外展開─に力を入れるとしている。
上場により資金調達手段の多様化を図るという。事業成長のためのブランド・人員への投資を通じて、さらなる事業拡大や、高い成長の実現を目指すとしている。
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