ファミリーマートは2月28日、2025年のマーケティング戦略を発表した。3月には自社ECサイトを開設し、限定商品などを発売するという。
「再成長を掲げた中期経営計画が終わりを迎えた。既存店の日商は1月まで41カ月連続、前年超えで遷移した。2025年もチャレンジする姿勢は変わらずに、コーポレートメッセージの『あなたと、コンビに、ファミリーマート』を追求する。今後のリスクに備えてAIやリテールメディアなども活用し、さらなる収益向上を目指す」(細見研介社長)と話した。
増収の要因については「キャンペーンの数など『やっていること』は大きく変えていないが、『やり方』を変えた。マスメディア、リテールメディア、SNSフル活用し、大きく話題化して認知を拡大し、来店する流れを作ったことが奏功した」(エグゼクティブ・ディレクター CMO(兼)マーケティング本部長CCRO(兼)デジタル事業本部長・足立光氏)と説明した。
3月に自社ECサイト「ファミマオンライン」を立ち上げるという。ホットスナック「ファミチキ」パッケージのペット用ウエアや寝袋などを販売する見込みだ。
「実店舗の外でも売り上げを伸ばすことが目的。すでに世の中にはたくさんのECサイトがあるので、普通のことはしないし、普通のものは売らない。ファミリーマートだからこその、とっておきの商品を中心に販売する。詳細は今後発表する」(同)と説明した。
マーケティング方針として、(1)おいしさを追求した「本格感」(2)増量企画やメンバーズプログラムなど「たのしいおトク」(3)人気IPや商品とのコラボレーションによる「あなたのうれしい」─などを掲げた。
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