京都きもの友禅ホールディングスの2024年4-12月期(第3四半期)における連結売上高は、広告・販促施策の改善や販売プロセスの見直しに着実に取り組んだが、収益化には一定の期間を要するため、前年同期比23.1%減の40億3100万円と大幅な減収となった。
既存顧客を対象とした「一般呉服」については、複数のプロジェクトチームを立ち上げ、各催事の収益管理、集客管理体制の構築、顧客属性に応じたアプローチ方法の体系化、呉服の着用機会創出による新規顧客獲得に取り組んだ。一部エリアで試験運用を開始しているが、全店にその効果が及ぶまでには一定期間かかり受注の改善には至っていないという。受注高は、前年同期比19.9%減となった。
「振袖」販売とレンタルは、今期から店舗マーケティング戦および全社マーケティング戦略を展開している。それぞれのプロジェクトにおいて、各店舗のオフラインマーケティングと、ウェブ・SNSを中心としたデジタルマーケティングを推進し、従来のダイレクトメール中心の広告ではなく、効率的かつ抜本的な見直しを進めたという。受注高は前年同期比11.0%減となったが、10~12月における受注高としては前年同期比2.6%増となっており、受注高は回復傾向で推移しているとしている。
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