「ecforce cdp」は「ecforce」を利用していない事業者も導入可能だ。同社が既に提供しているMAツール「ecforce ma」やダッシュボートツール「ecforce bi」とシームレスに連携できる。
「『ecforce cdp』を提供したことで、『ecforce』上のデータに限らず、外部のシステムにあるデータも統合し、利活用できるようになった。オンラインのデータだけではなく、オフラインの店舗のデータ、接客のデータなど多様なデータを掛け合わせてビジネスを最適化できる」(取締役COO 花岡宏明氏)と開発の経緯を話す。
「ecforce cdp」は社内外に存在するさまざまなデータを統合・可視化することで、データの利活用を促進する。統合したデータを基に顧客を分析し、最適なCRM施策を行うことで顧客体験の最大化を実現する。専門性を排除したシンプルな設計と、直感的で使いやすいユーザーインターフェースで、データアナリストなどの専門人材がいなくとも簡単に利用することができる。

▲「ecforcecdp」の提供開始
「これまで提供してきたソリューションは、カートシステムを『ecforce』に切り替えていただくことが前提だった。エンタープライズになればなるほど、カートシステムを入れ替えるハードルが高いのも事実。今回の『ecforce cdp』はカートシステムが『ecforce』じゃなくてもデータソリューションを活用していただくことができる。これは当社としても大きな一手となる」(同)と戦略上の意義も説明する。
統合コマースプラットフォーム構想の重要なプロダクトはある程度そろってきたという。導入企業の声をプロダクトのアップデートに生かす、その循環を加速させたいという。