同アワードは「Yahoo!ショッピング」に出店している全店舗を対象に、2024年の取扱高や顧客評価などの視点から総合的に評価し、ベストストアを表彰するイベント。今回は環境に配慮した商品の取り扱いや物流に関するCO2削減などに取り組み、環境貢献の分野で顕著な実績を上げたストアを表彰する「エコロジー賞」を新設した。
最高賞の「Yahoo!ショッピング大賞」のほか、「グループ総合賞」(全9部門/各3店舗)、「部門賞」(全40部門/各3店舗)、「新人賞」、「LINE公式アカウント賞」などの「特別賞」(全8部門/各1~3店舗)の全146店舗を選出した。
取扱高は前年超え
2024年の振り返りでは、「LYPプレミアム」を通じて、「LINE」「PayPay」からの利用客の最大化に注力してきた。「Yahoo!ショッピング」では、「プレミアムな日曜日」など「LYPプレミアム」会員にお得なキャンペーンを開催してきたという。
さまざまな施策の結果、「LYPプレミアム」の新規会員数と、「Yahoo!ショッピング」を含むEC利用者は大きく増加した。「LYPプレミアム」以外にも「Yahoo!ショッピング」とユーザーとの接点を強化し、「PayPayアプリ」経由や「LINE公式アカウント」経由での訪問者数も伸び、2024年の「Yahoo!ショッピング」の取扱高は前年を超える成長となった。
マーケと購買体験を強化
2025年はマーケティングの強化と購買体験の改善に取り組んでいく。マーケティングでは、「PayPayアプリ」や「LINE公式アカウント」経由の集客をさらに強化する。訴求面を拡大し、グループ力を活用して、「Yahoo!ショッピング」の利用拡大を目指す。
SNSマーケティングも強化し、個人アフィリエイターやインフルエンサーを通じて、ユーザーとの新しい接点を図る。
2025年2月1日からユーザーへ付与するポイントの一部を「PayPayポイント(期間限定)」に変更し、「Yahoo!ショッピング」内の再訪問、再購入の増加を狙っていく。「LYPプレミアム」会員に対して「プレミアムな日曜日」などの投資を積極的に継続していく。
ユーザーの購買体験では、割り引きやクーポン、送料無料などで、”まとめ買い”や”ついで買い”を促すカートを設計するという。あんしん保険やソーシャルギフトなど、購入時の付加価値向上のためのサービス強化も予定している。
配送体験についても、「優良配送」をより厳正な基準で判定する。今以上に確実で安心な「優良配送」を提供するほか、置き配やお届け日指定など便利な受け取り方をさらに利用しやすくしていく。
出店者からの要望が多かったサイズや色などのSKU(商品の最小管理単位)ごとの細かな設定やレビュー機能改善など、ストア運営の利便性向上のための新機能の提供や機能改善を行っていく予定だという。
「おかげさまで2024年9月に25周年を迎えた『Yahoo!ショッピング』は、”日本中を『買って良かった』で埋め尽くす”をミッションに、来年度も『Yahoo!ショッピング』を多くのユーザーに利用していただけるよう、ユーザーとの接点を最大化し、新規顧客の獲得と育成を強化していく。ストアにもLINE公式アカウントを活用した配信の強化や新機能の積極活用などもお願いしているが、今後も当社とストアが二人三脚で『Yahoo!ショッピング』の成長を加速できればと思っている」(畑中執行役員)と話す。