シーボンは2024年中に、ブランディング強化の一環として、新Philosophy(フィロソフィー)・コーポレートロゴの発表や、新ブランドコンセプトの導入、製品リニューアル、サロン改装を進めた。本社ビルの建替えを完了し、本社機能および研修センターを移転した。
直営店舗では、新規顧客の拡大やロイヤルカスタマーの育成を図り、イベントや広告、紹介制度の活用により、前年を上回る実績を達成した。工場見学ツアーや限定製品の販売により、既存顧客の単価は上昇した。一方、店舗スタッフの採用難などにより継続顧客数は減少した。直営店舗の売上高は前年同期比3.9%増となった。
新規事業のヘアトリートメントサロン「イマトリ」は3店舗を開設し、設備投資を進めた。売り上げは当初計画を下回り、利益面に影響を与えたとしている。子会社ジャフマック(本社東京都)の売り上げも前期水準に回復せず、計画との差異が生じた。