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2025.03.14

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日本健康食品工業会、設立記念祝賀会を開催 会員企業や来賓など約135人が参集

日健工会長としてアピの野々垣孝彦社長があいさつ

健康食品業界の受託開発製造企業を中心とした、新たな業界団体として1月に設立された(一社)日本健康食品工業会(略称日健工、本社東京都、野々垣孝彦会長)は3月11日、設立記念祝賀会を開催、会員企業や来賓など約135人が参集した。会員企業の顔ぶれを公表=詳細は別表。東洋新薬の服部利光社長が新たに副会長に就任したことを発表した。祝賀会には、前消費者担当大臣の自見はなこ参議院議員をはじめとした、国会議員や関係省庁担当者、業界団体担当者らが多数、来賓として参加。存在感の大きさを感じさせる船出となった。


「連携による発展」がキーワード


冒頭、日健工の会長を務める、アピの野々垣孝彦社長があいさつし「昨年の紅麹問題は、私たち業界全体に大きな試練をもたらした。消費者の信頼をどう取り戻し、業界の持続可能な未来を築いていくのか。その答えを示すのは、健康食品業界をモノづくりの形で長年支え続けてきた、まさに、ここに集う私たち受託開発製造企業一社一社の行動にかかっている」などと話した。そのうえで、「連携による発展」をキーワードに、(1)行政・業界団体・アカデミアに加え、原材料メーカーや販売企業を含めた「連携」(2)受託開発製造企業同士の「連携」─という二つの軸で活動に取り組み、健康食品の安心・安全の確立と消費者の信頼の抜本的な向上に努めていく方針を示した。


▲日本健康食品工業会の会員企業

日健工の役員の紹介も行った。副会長には、アリメント工業(本社山梨県)の若尾修司副会長と、東洋新薬(本社福岡県)の服部社長が就任。専務理事には、三生医薬(本社静岡県)の今村朗社長が、監事には、AFC-HDアムスライフサイエンスの淺山雄彦会長が就任した。祝賀会には、出席できなかった、東洋新薬の服部社長の代理として高垣欣也副社長が参加した。野々垣会長は「私たち5人が中心となり、新たに会員になられた20社の受託開発製造企業の皆さまとともに、業界の発展と健全な成長を支えていく」と決意を示した。


▲日健工の役員も登壇


政界・業界団体からも祝意の言葉


来賓あいさつでは、自民党の自見参議院議員があいさつし「誰もが健康でありたい、というのは根源的な願い。その中で、安全性の担保は重要な議論だ。食の安全、PRISMA(プリズマ)2020、GMPといったことに対応するにあたっても、現場での横軸のコミュニケーションが大切。設立の意義は大変大きい。参議院議員としても応援したい」などと話した。


▲来賓あいさつに立つ自民党・自見はなこ参議院議員

公明党の濱地雅一衆議院議員、立憲民主党の寺田学衆議院議員、国民民主党の浅野哲衆議院議員も相次いで登壇しあいさつを行った。自民党の武藤容治衆議院議員は、公務のため参加できず、秘書があいさつを代読した。

来賓としては、消費者庁、厚生労働省、農林水産省、経済産業省の担当官も参加。(一社)健康食品産業協議会(事務局東京都)の原孝博事務局長をはじめとした業界団体関係者や、アカデミア関係者の出席もあった。


▲設立記念祝賀会の来賓


「横のつながり」の大切さを体感


乾杯のあいさつは、(公財)日本ヘルスケア協会(事務局東京都)の今西信幸代表理事が行った。「健康保険制度が大切だが、このままではもたない。病気にならないヘルスケアが大切になっている。予防で大切なのは食。エビデンスのある食品が大きく健康に貢献する」などと話し、乾杯の発声を行った。

参加した各社は、歓談の中で、「横のつながり」の大切さを体感したようだった。参加者からは「受託製造業者同士の個々のつながりはあったが、こうした横の連携はなかった。発信力は大きいと思う」「今日来てよかった。横のつながりを実感した」「これだけ集まるとなかなか壮観。お互い悩みは違うので、勉強させてもらいながらやっていきたい」など日健工の設立を喜ぶ声が多く聞かれた。


▲日健工会員企業が集合し記念撮影

中締めのあいさつは、日健工の若尾修司副会長が行った。若尾は「連携がキーワード」などと話した。三本締めを行い、盛況の内に閉幕した。

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