CLOSE
CLOSE

2025.03.25

ニュース

健康食品

【インタビュー】 <専用アプリによるSNS事業をさらに進化> 日本ベスト 真壁孝仁社長、「シンプルに考えれば自ずと結果が出る」

真壁孝仁氏


健康食品や美容機器などをネットワークビジネス(NB)で販売する日本ベスト(本社神奈川県、真壁孝仁社長)は2月13日に横浜ベイホテル東急で開催した「JBMファミリー全国販社会」で、専用アプリによるSNS事業をさらに進化させることを発表した。「難しく考えるからうまくいかない。シンプルに考えれば自ずと結果が出る。シンプルイズベスト」と話す真壁社長に話を聞いた。





──NBでうまくいかないと悩む人もいるが、そうした人にはどのようにアドバイスしているか。

ものごとを難しく考えるからうまくいかない。シンプルに考えれば自ずと結果が出る。シンプルイズベストだ。最終的には、やってみないと分からないし、だめなら自分の責任だ。ただ、自分だけでできないこともチームでやればできることがある。自分ひとりでできなければ、できる人に協力を仰げば良い。勉強よりもコミュニケーション能力を磨くことの方がずっと大切だ。
 ─コミュニケーション能力はどのように磨けば良いか。

「会って話す」を繰り返すことに尽きる。人を動かそうとするからうまくいかない。人を動かすより、自分が動けと言っている。

「総販社をやります」と言っても、できない人はいる。それは戦略がないからだ。根底に「何のために」がないため、戦略が生まれてこないのだ。

結果目標よりも行動目標を持つことが大切だと常々会員には言っている。「1日10人の友達を作れるようにしよう」「そのためにタクシーに乗ったら運転手と必ず雑談するようにしよう」といった具体的な行動目標を持って、自分の力を磨いていくことが大切だ。

まさに、そうした「シンプルに考える」「できる人と手を組む」といった発想の中から生まれたのが、当社のSNS事業だ。独自アプリを構想した当初は、業者に相談しても、「こんなことはできない」と断られることが多かった。そんなことを繰り返す中で、「どうやったらできるか」を一緒に考えてくれる会社と巡り合うことができた。今では、耐久財のAプラン、消耗品のBプランに続く、Cプランとして、アプリによるSNS事業を展開している。

2月13日に開催した「JBMファミリー全国販社会」では、アプリのさらなる進化を発表した。

──SNS事業について詳しく教えてほしい。

当初は、良い製品を製造する生産者や、当社の会員を応援するため、アプリによるSNS事業をスタートした。現在は、当社のNBの楽しさを知ってもらい、興味を持ってもらうためのツール、プラットフォームとして機能するようになってきている。

Cプランには、月額3300円で参加できる。ユニレベル方式での報酬還元も行う。Aプラン、Bプランに参加していない人がCプランから参加することもできる。Cプランの会員だけですでに400~500人いる。Cプランへの加入は、代理店の昇格条件の一つにもなっている。

──他のSNSとの違いは。

基本的に、志を同じくする当社の会員のみが参加できるというのが大きなポイントだ。そのため、正確で信頼性の高い情報が流れる。当社にゆかりのあるメーカーなども入ってくれている。メーカーがアプリ会員向けに特別に安く提供している高品質な商品を、アプリ経由で購入することもできる。こだわりのだしや、アンチドーピング対応の商品など、特徴のある商品を提供している。

会員同士が、行きつけの店の情報をアプリ上で交換。会員が今いる店に、他の会員が集まるといったことも頻繁に起こっている。

2月13日からは、オンラインクリニックとの連携も開始した。オンライン受診の予約をアプリ上で完結することができる。

他にも、メッセージ送信機能を進化させた。動画の投稿も行えるようにし、会員間でフリーマーケットを行える機能も追加した。スケジュール機能も新たに搭載した。

──アプリ上で紹介する商品について、会員にポイントは発生するのか。

そういった商品については、ポイントは発生しない。あくまで安く購入してもらえる会員サービスという位置づけだ。当社としては、いつもお世話になっているメーカーに喜んでもらえるならそれで良いと考えている。

ただ、アプリ経由の商品販売やオンラインクリニックについても、軌道に乗り、一定の収益が得られるようになれば、会員への何らかの分配・還元を考えていきたい。

──独自のアプリが、どんどん進化していっているということか。

その通りだ。こうした取り組みの中で、私自身も進化した。トップ中のトップである公庄直人プラチナ統括総販社にも「かつてはラインすらできなかった真壁社長が、ここまで進化するとは」と驚かれている。

以前は、Aプランで入会した会員が、Bプランを経て、Cプランにも登録するというのが、一般的な流れだった。これからは、Cプランで日本ベストに興味を持ち、入会に至った会員が、Bプランを経て、耐久財のAプランに参加するといった、逆パターンも増えてくるとみている。

Aプラン、Bプランではこれまで、相続ができるようにはしていなかったが、Cプランについては、相続の対象にもしていきたいと考えている。

無料メールマガジン登録 人気の記事や編集部のおすすめ記事を配信
登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。

タグ:

おすすめの記事

PICK UP


人気の記事

RANKING

新聞のご紹介

日本流通産業新聞

詳細・購読はこちら