化粧品の新ブランド「ラクティフル」の製品群は、ヤクルト本社の従来の化粧品ブランド「ヤクルトビューティー」の在り方を見直し、ヤクルト本社が培ってきた”乳酸菌”のイメージを通販で伝えられるように開発したという。「ヤクルトビューティ」とは別の、通販専用ブランドとして展開する。
「ラクティフル モイストアップ ローション」の容器には、乳酸菌飲料の「ヤクルト」を想起する、ゆったりとしたデザインを採用。中身には、同様に乳酸菌飲料をイメージさせるよう、とろみをもたせ、柔らかな酸味を感じさせる香りを付加したという。
ヤクルト本社ではこれまで、ヤクルトの化粧品ブランドが、販売員が対面で販売することも含めて、「ヤクルトビューティー」というイメージを持たれていたことについて、課題感を持っていたという。通販では、商品だけで、ヤクルトのイメージを持ってもらえるように、商品の開発を行ったとしている。
広告展開について、まずは、インスタグラムやフェイスブック、グーグル、X(旧ツイッター)など、さまざまなネット広告媒体に、大規模に出稿していく考えだ。ターゲットとして設定している、30~40代に向けて、リーチできる媒体を厳選していくとしている。
「ラクティフル」の展開については、顧客の購入単価やLTVを指標として、事業展開を行っていくとしている。通販のロイヤル顧客を増やし、LTVを安定して高めていけるよう、媒体の選定や広告クリエーティブの作成のPDCAを早く回していきたいという。
「ラクティフル」のブランド展開については、「顧客視点」を重要な要素として設定しているという。「顧客視点」を反映したブランド展開ができるように、発売後は、消費者調査を頻繁に行い、購入理由や接点などを細かくヒアリング。出稿媒体や広告のクリエーティブに反映していく計画だという。