老舗医薬品メーカーのワダカルシウム製薬(本社大阪府、吉田浩一社長)はこのほど、本紙の取材に対して、2024年5月に発売した機能性表示食品「骨密度&免疫ケアタブレット」が、発売から約10カ月で5万3000袋売れたことを明らかにした。同製品には、キリンホールディングスの「プラズマ乳酸菌」を配合しており、「骨密度」と「免疫」の二つの機能性を表示できることが、シニア層に向けた差別化のポイントとなっているとしている。
「骨密度&免疫ケアタブレット」は、「本品にはマルトビオン酸Caとプラズマ乳酸菌(L.lactis strain Plasma)が含まれます。マルトビオン酸Caは加齢に伴い低下する骨密度の維持に役立つことが報告されています。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」と機能性を表示している。
ワダカルシウム製薬によると、プラズマ乳酸菌を配合した製品で、「骨密度」を訴求した製品は過去になかったという。
一般的に、骨密度が低下すると免疫も同時に低下する傾向があると言われている。
顧客の中心は、骨密度に悩みを持つ60-70代。獲得チャネルはインフォマーシャルが中心となっている。
同社では、骨密度が低下すると、顔の皮膚のシワやたるみにもつながると言われていることから、40―50代の更年期世代の女性にも、PRを強化している。ECモールなどのECでの購入比率も高まっているとしている。
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