東邦ガス、「わけトク」拡充へ シャープと実証開始

都市ガスや電気の販売を東海地方で展開する東邦ガス（本社愛知県、増田信之社長）は3月24日、同社が提供する電力買い取りサービス「わけトク」の拡充に向けて、シャープエネルギーソリューション（本社大阪府、五角博純社長）と共同で実証事業を開始した。

「わけトク」の対象設備機器に、シャープ製の家庭用蓄電池を追加することを目指す。

シャープが提供するクラウドHEMS（ヘムス、ホームエネルギーマネジメントシステム）サービス「COCORO-ENERGY（ココロエナジー）」を通じて、家庭に設置されているシャープ製蓄電池の遠隔制御などを行えるようにすることについて検証を行う。

「わけトク」は、東邦ガスが、太陽光発電と家庭用蓄電池を利用する消費者を対象に提供している電力買い取りサービスだ。初期費用や年会費が不要で、申込み後は手軽に始めることができる。

また、蓄電池にたまった電気を東邦ガスが買い取ることも可能で、「自家消費」に切り替えている消費者にとってメリットのあるサービスだとしている。