対面販売の化粧品メーカーでは、30年近くロングヒットを続ける製品が注目されている。「東洋医学」や「マイクロカプセル」など、独自の発想や独自の技術を用いた製品が、長く愛用される秘訣のようだ。販売員がきちんと説明し、顧客の理解が十分進んだ状態で商品を買ってもらえることは、対面販売ならではの強みとなっている。ポーラの「健美三泉」シリーズが、リニューアルからわずか3年で売り上げ100億円を達成するなど、健康食品の中には、ブランド全体を代表する製品になるものもあるようだ。
化粧品のサロン販売を手掛けるCPコスメティクス(本社東京都、児玉晃洋社長)は3月14日、顆粒タイプのサプリメント2品を発売する。ビタミンC配合の「PureBrightnessC(ピュアブライトネスシー)」と、乳酸菌配合の「LactCharge(ラクトチャージ)」だ。2月からスタートした、代理店向けのプレ販売では、初回出荷で2万個を受注したという。初回出荷時の注文数が同社のサプリメント史上で最多となったという。
「腸活」と「ビタミンC」
新商品のサプリメント2品のターゲットは、同社のサロンの顧客のボリューム層だけではない。さらに若い世代もターゲットにしているという。これまでは、ミドル世代からシニア世代の顧客に関心を持ってもらえるよう、機能性を重視したパッケージデザインを採用していたという。
新商品では、外出した際に持ち運び、気兼ねなく飲めるよう、ポップなデザインを採用したとしている。
「ピュアブライトネスシー」は、持続型ビタミンCやトマト種子エキス、ビタミンB、ナイアシン、亜鉛などを配合している。
ビタミンCは、多岐にわたる健康・美容効果が確認されているため、若い世代を中心に、人気が再燃している。ビタミンCが、抗酸化作用を持つことや、紫外線対策に有用であることなども、一般的によく知られるようになってきているそうだ。
「ラクトチャージ」は、シールド乳酸菌を100億個、ビフィズス菌を100億個含んでいる。
コロナ以前から、腸内環境を整えることで体全体の体調を整える「腸活」が、長いブームとなっている。
トレンドである「ビタミンC」「腸活」をコンセプトに取り入れた製品を発売することにより、内外美容のニーズへの訴求をより強化したい考えだ。
同社の既存のサプリメントの中では、コラーゲンドリンク「コラゲエクスプレスR」が、1年半で170万本を超える売り上げを記録したという。
今回発売した2品は、初回出荷時の注文数が、「コラゲエクスプレスR」を上回ったとしている。
同時発売のスキンケアも好調
CPコスメティクスでは、サプリメント2品と同時に、新ベーシックケアライン「ソワンクラージュ」も発売した。
「ソワンクラージュ」は、「キメ美肌を叶(かな)える」をコンセプトにした、同社のブランドの中でも比較的低価格帯のラインだ。洗顔料が税込3850円、乳液が1万1000円となっている。
CPコスメティクスでは、若年層の新規顧客の開拓を目的に、「ソワンクラージュ」とサプリメント2品を展開する考えだ。
既存顧客の紹介などでサロンを訪れた20代~40代の新規顧客に対して、若い世代が求める、価値観やライフスタイルに寄り添った、新しい製品開発を開発し提案していくという。
「ソワンクラージュ」についても、発売前に計画した、初回注文の目標は十分達成したとしている。
CPコスメティクスのサロンでは、一人の顧客に対して、1回当たり1時間程度を掛けて、フェイシャルエステティックの施術や、メーキャップのアドバイスを提供している。顧客とコミュニケーションを取る時間が十分あることから、顧客の生活習慣に合わせた飲み方の提案を行うようにしているという。
サプリメントを飲んで効果を実感してもらうには、毎日飲み続けてもらう必要がある。
CPコスメティクスのサロンでは、カウンセリング販売という強みを生かし、サプリメントを継続して飲み続けてもらうためのアドバイスを強化しているという。