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2025.04.04

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【健康ドリンク <インタビュー>】 <「プロテインコーヒー」を展開> 野村不動産ライフ&スポーツ 営業推進部副部長 村田亮平氏、キン肉マンコラボで顧客層拡大

西村隆司氏


スポーツジム「メガロス」の運営などを行う野村不動産ライフ&スポーツ(本社東京都、小林利彦社長)では、ECを中心に「プロテインコーヒー」を展開している。お湯や水で溶かすだけで飲むことができる手軽さから、発売以降着実に売り上げを拡大しているという。24年11月29日には、キン肉マンとのコラボ商品を発売。これまでなかった顧客層を獲得できたという。卸先も増えてきたとしている。プロテインコーヒーの現状と今後の展開について、営業推進部副部長の村田亮平氏に話を聞いた。

当社では2022年4月に、プロテインコーヒーを発売した。ECを中心に展開しており、「メガロス」でも販売している。
 
インスタントコーヒーのように溶かして飲む。お湯だけでなく水にも溶けるため、簡単にアイスコーヒーにすることができる。コーヒーを飲んで、手軽にたんぱく質を摂取できる商品だ。1杯当たり約100円と安価な点も好評となっている。


「キン肉マン」とコラボ


2024年で一番大きかったトピックスは、キン肉マンとのコラボだった。2024年11月29日の「いい肉の日」に、第1弾となる「正義超人パッケージ」のプロテインコーヒーを発売。2025年1月29日には、「悪魔将軍パッケージ」を発売した。
 

▲「プロテインコーヒー」

プロテインコーヒーの顧客層はこれまで、30~40代の女性が中心だった。キン肉マンとのコラボ以降、男性客が急増している。
 
スポーツ系の展示会に出展した際は、筋肉芸人としても人気が高い、マヂカルラブリーの野田クリスタルさんや、ガリットチュウの福島義成さんなどがブースに来たこともあり、大きな話題になった。SNSで拡散され、プロテインコーヒーの認知拡大にもつながったと考えている。


販路が急拡大


2024年は相乗りも含め、6個の展示会に出展した。それをきっかけに新たな販路を開拓できている。
 
これまでの販路はECとメガロスだけだったが、キン肉マンコラボをきっかけに、卸先が増えた。東京のお土産として販売してくれたイベントもあった。
 
BtoB取引も行っており、オフィスコーヒーとしての取り扱いも始まった。現在は、法人営業用の資料を作り、BtoBにも本格的に取り組み始めている。
 
防災備蓄品としての需要もあると考えている。災害時、嗜好(しこう)品であるコーヒーと、不足しがちなたんぱく質を同時に摂取できる。消費期限も3年と長い。そういった需要があるとは、当初考えていなかったが、防災系の展示会に出展したことで見出すことができた。


1000万杯を目指す


プロテインコーヒーの販売杯数は、2023年6月末で48万杯、2024年10月末で138万杯と、飛躍的に伸びている。販路が急拡大したことを考え合わせると、さらなる伸びも期待できる。まずは1000万杯を目指し、自信を持ってヒット商品と言える存在に育てていきたい。

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