ジェネリック化粧品(本社山梨県、新津和也代表)は3月28日、第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。併せてデットファイナンスとして銀行から融資も受けた。調達資金は組織強化やブランドの認知拡大のためのマーケティング費用などに充当する。
第三者割当増資の新規引受先として、M&Aアドバイザリー事業や各種コンサルティング業務などを展開するVision Platform(ビジョンプラットフォーム)と個人投資家が加わった。融資は山梨中央銀行から受けたという。
化粧品業界は近年、オンライン市場の拡大や消費者の価格意識の高まりを背景に、新しいブランドが誕生している。その中で、同社の「高品質」「低価格」のビジネスモデルが市場で求められていると判断し、今回、調達した資金を生かし、競争力を高めていく考えだ。
同社は2023年、自社工場を設立し、製造体制を強化した。2024年には人気ユーチューブ番組である「通販の虎」に出演したことで、多くの新規顧客獲得につながったという。
今回の資金調達では、自社工場の生産能力を高め、安定的な商品供給を目指す。市場のニーズに応じた新たな商品開発や、既存商品の品質向上にも取り組み、消費者から支持される商品を開発していく計画だ。
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