ヘルスケアのサプリなどを製造・販売するアンファー・ユーグレナ・ベルタの3社の3人の女性社員に、「プライベートと仕事の両立」や「女性が働く上で感じる健康課題」「サプリメントでケアする健康」の三つのテーマについて語ってもらった。「サプリメントの開発で効果を追求するのは当然」「お守りとして持つだけでメンタルもサポートできる」といった話題で盛り上がった。対談の様子は、本紙のウェブメディア「日本流通産業新聞オンライン」とユーチューブチャンネルで公開する。
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【話し手】
アンファー 取締役 吉岡真美子さん(左)
ユーグレナ サステナビリティ推進部 部長 宮澤郁穂さん(中央)
ベルタ コーポレートデザイン室 橋口和奈さん(右)
オン・オフを分ける?
橋口:お二人ともそれぞれ、プライベートと仕事をどのように両立していますか。
吉岡:私は、仕事とプライベートを分けないようにしています。プライベートでも仕事のことを考えることが多いですし、仕事をしているときにプライベートのことを考えることもあります。オンとオフをあえて分けないようにしています。
橋口:オンとオフを分けないことで、プライベートで日々感じている悩みが商品に反映されるというポジティブな面もありますよね。
宮澤:私は、3歳の子供がいますから、育児と仕事の両立が毎日の悩みです。
私は逆に、オンとオフをはっきり切り替えるようにしています。
私は、フルタイムで仕事をして、責任ある役職にもついています。毎日のように、夫とスケジュールの調整をしています。両立は大変ですが、少しでも仕事の生産性が高められるようにしています。

▲宮澤郁穂氏
橋口:どのように生産性をあげていますか。
宮澤:在宅の時と出社の時がありますから、チームのメンバーとコミュニケーションがとれる出社のタイミングで、課題解決をまとめてできるよう、仕事の調整をしています。
会社のモーニングシフト制度も活用しています。子供の迎えに合わせて、午前8時から午後5時で、フルで仕事ができるようにしています。
橋口:私も、仕事の時は仕事を、家庭では家庭をと、「今」やっていることに打ち込むよう意識しています。
ほかにも、使える制度や周りの支えはフル活用させてもらっています。不妊治療をしている時期もありましたが、その期間は会社で一番多く制度を活用していたと思います。

▲橋口和奈氏
男女ともにいつでも休める
橋口:仕事をしている中で、どんな健康の課題を抱えていますか。
宮澤:健康の課題は尽きません。昔は、仕事をしすぎて体調を崩すこともありました。今は、育児と仕事の両立で疲労感を覚えることは多いです。今では、子供の栄養も気にする生活になっていますから、考えることはさらに増えています。
睡眠も大きな課題です。子供が夜中に起きて、なかなか寝てくれない日の翌日などは、十分に睡眠がとれないまま仕事をすることもあります。
橋口:睡眠は大事ですよね。つい自分の時間のために起きてしまうこともあります。
吉岡:私は、今までは当たり前のことだと思っていましたが、生理の1日目は、腹痛もありますから、普通に憂鬱(ゆううつ)です。
ただ、今まではそれを理由に休めない風潮がありました。私は、若い人たちには、男性も女性も関係なく、理由を言わなくても休める環境があったらいいと思っています。
橋口:無理しすぎることなく休める環境はありがたいですよね。
女性はホルモンバランスの影響で何となく不調を抱えている人が多いと思います。人によってその程度も違うと思います。
だからこそ、自分の感覚で人の症状を捉えないようにすることも大切だと感じます。
お守り的な要素
橋口:そんな中で、サプリでケアできることもあると思います。ヘルスケアの食品を展開しているメーカーとして、どうケアできると思いますか。
吉岡:一番ケアすべきなのは、女性のホルモンバランスなのだと思います。当社は、女性のホルモンバランスをケアする、健康食品や化粧品を開発しています。開発に当たって、エビデンスのしっかりした成分を配合し、「実感できる効果」を追求するのは当然です。
それとは別に、自分をケアするサプリを持っていることが、「お守り」のように、心の支えになると思っています。
橋口:当社でも、女性のライフステージをケアする食品を多く開発しています。効果効能を感じていただいているのはもちろんですが、毎日使うことで安心を感じてくれたり、「心の支え」の存在にもなったりすることもあるのでは、と感じています。まさに、吉岡さんの想いと同じです。
宮澤:私は、ユーグレナに入社する前は、サプリを飲むことについて、懐疑的に感じることもありました。
当社のサプリを飲んでいる人から寄せられるレビューをたくさん読んでから、しっかりとヘルスケアにつながるのだと思うようになりました。今では、自分が飲むだけでなく、子供に飲ませているものもあります。
私も子供も、サプリメントを取ることで、結果的に、会社を休んだり保育園を休んだりすることが少なくなったと思っています。必要なサプリメントを取ることは、仕事と私生活を両立するのに、とても大切だと実感しています。