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2025.04.07

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【人財育成の極意】 たかの友梨ビューティクリニック 津田真希リーダー「ワックスの実演販売からエステでリーダーに」

津田真希氏


エステサロンの「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティ(本社東京都、高野友梨会長)の津田真希リーダーは、九州エリアで複数のエステサロンのマネジメントを手掛けている。津田リーダーは、2025年の優秀社員表彰式で、最高峰である「ゴールデンリリー賞」を受賞した。津田リーダーがマネジメントしている店舗のエステの、技術力や商品売り上げなどの複数の項目が評価されたとしている。前職では、愛媛県のスーパーの駐車場でワックスの実演販売をしてセールス日本一になった経歴を持つ。その後、エステ業界に転職し、成長が評価されている。津田リーダーに、自身の成長の軌跡について聞いた。



実演販売から美容へ


──「たかの友梨ビューティクリニック」で仕事を始めた経緯を教えて下さい。

入社したのは2014年でした。それまでは、スーパーの駐車場でワックスの実演販売をしていました。当時は、「経営者になりたい」という思いで実演販売の仕事をしていましたが、体力的にもハードで、家族から心配されることもしばしばでした。

そんなある時、祖母が、「たかの友梨のエステを受けてみたい」と言ったのをきっかけに、愛媛の松山店に行ってみたところ、接客の素晴らしさやお店のきれいさに感銘を受けて、「ここで働きたい」と思いました。松山店で入社面接を受けて、東京・吉祥寺の店舗で働くことになりました。

もともと、メークの専門学校に通っていて、美容の仕事に興味はありました。

エステの仕事は心をこめた技術を提供してお客さまの気持ちに寄り添うことと先輩方に教えられ、私も技術を覚え、次第に指名のお客さまも増えてきました。

そんな中、大好きな上長が「あなたなら出来るよ」と背中を押してくれ、2021年店長になることができました。

今は九州エリア5店舗を統括して主にマネジメントの仕事をしています。

──今年「ゴールデンリリー賞」を受賞しました。何が評価されたのでしょうか。

「ゴールデンリリー賞」は、エステの技術力や化粧品の売り上げ、マネジメントしている店舗のエステティシャンの定着率など、複数の項目の成績で評価されます。

私はリーダーの中でも、お客さまの接客やエステが行うことができます。お客さまから指名を受けることもあります。

エステを行う技術者の目線で、店長やエステティシャンを指導できたことが、売り上げや評価につながったのだと思っています。楽しんで、やりがいを持って指導しています。


憧れを持つ


──部下や後輩のエステティシャンを育てる際に、必ず教えていることは何ですか。

一つは、「憧れる先輩を目標に持つ」ということです。「この人のようになりたい」と思うと、その後の自分の行動が変わってきます。具体的に目指すものができて、勉強がしやすくなると思います。

「自分で体験してみる」というのも、大事な要素です。エステの技術を受けてみることも大事ですし、トークが苦手な人であれば、他店の接客を受けに行ってみることも重要です。

エステだけでなく、美容室やまつ毛パーマなど、業種の違う接客も勉強になります。「心地いいと感じる接客はなぜ心地いのか」を研究するように伝えています。

たかの友梨院長が考案する、エステの手技や化粧品、サプリメントは、どれも一流の商材です。それを提供する自分たちも一流であるためには、プライベートで背伸びをして、一流の接客を受けに行ってみることも大事だと思っています。

──最近のお客さまの傾向を教えて下さい。

新規でサロンに来店するお客さまは、インスタグラムやネットのホームページを見て来店する人が多いです。どういったエステのメニューがあるのか、どんなエステティシャンがいるのかを、調べてから来店する人が少なくありません。

お客さまがエステに興味を持つきっかけが変わってきていると思います。

──「たかの友梨ビューティクリニック」に対する想いを教えて下さい。

「たかの友梨ビューティクリニック」は、最先端の化粧品を開発・提供しています。店舗に設置している設備も高品質なものを備えています。一流のおもてなしを提供するブランドであると自信を持って言えます。

たかの院長は、エステティシャン一人一人のことを気にかけて、覚えてくれて店舗の細かいところにも気を配ってくれます。

お客さまも、たかの院長のことが大好きですし、長く通ってくださるお客さまは、私たちのこともかわいがってくれます。

たかの院長、エステティシャン、お客さまの間で、ブランドに対する強い信頼感があると思っています。

今後の目標としては、自分が担当しているエリアから、たくさんの受賞者を出していきたいです。それには自分も含めて、これまで以上に技術力、接客力をレベルアップさせることが必要不可欠だと考えています。

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