医薬品メーカーの大塚製薬が展開する大豆イソフラボン配合のサプリメント「エクエル」は、2024年に発売から10周年を迎えた。ゆらぎ世代に向けたサプリメントとして、消費者の認知が拡大していることから、企業や医師会、地方自治体といった法人向けの認知拡大施策も行っている。
「エクエル」は、大豆を独自の乳酸菌で発酵させたエクオール含有食品。同社が、女性の健康と美容をサポートする基礎サプリメントとして位置付けている。
エクオールは、大豆ソフラボンが腸内細菌によって変換される成分で、40代以降の女性の心身の変化を支える役割を果たす。大塚製薬によると、日本人女性の約半数はエクオールを体内で生成できないとされており、大豆イソフラボンを食品として摂取するのが重要だとしている。
大塚製薬では、2024年に発売10周年を迎えた「エクエル」について、記念ページやロゴを公開するとともに、女性の健康啓発活動を強化している。学会や自治体と連携し、セミナーや情報発信を行っている。企業向けの健康リテラシー向上にも注力している。同社内においても、婦人科医との連携やeラーニングを通じた啓発活動を実施し、男性社員も含めた健康支援に取り組んでいる。
「エクエル」の売上高などの詳細は非公開としているが、日本市場における認知の拡大や米国でのEC展開により好調な売り上げを維持しているという。特に、リピート率の高さが特徴となっている。
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