ブドウ糖メーカーとして国内の医薬用シェア80%を占めるサンエイ糖化(本社愛知県、太田隆行社長は、「骨密度維持」や「ミネラル吸収促進」「便通改善」などの四つの機能性を表示できる食品素材「マルトビオン酸(Ca)」の原料供給を行っており、機能性表示食品の届け出受理件数を順調に伸ばしている。
森永乳業や伊藤園といった大手も採用しており、「骨密度維持」「ミネラル吸収促進」のヘルスクレームが好評という。
「マルトビオン酸(Ca)」は、サンエイ糖化が穀物でんぷんを原料に開発した素材だ。骨と腸に働く、難消化性の酸性オリゴ糖だという。自然界では、ハチミツに含まれる希少成分の一つだとしている。
「骨密度維持」「骨の成分維持」「ミネラル吸収促進」「便通改善」の四つの機能を持っている。
2024年には、日本食糧新聞社(本社東京都)が設けている授賞企画で、「新技術・食品開発賞」も受賞した。機能性と製法が評価されたとしている。
骨密度は一般的に、更年期を過ぎた女性において、顕著に低下することが知られている。骨密度が低下すると、骨粗しょう症にもつながるといわれている。
顔面の骨密度の低下は、皮膚のシワやたるみの原因にもなるといわれている。米国では2012年に、「骨密度の変化と老化した顔の外観の関係」に関する論文が発表された。
同論文の研究では、顔の骨密度が低下すると、骨が痩せ、たるみやシワと関連性が生まれることが示唆されたとしている。
同社では、「マルトビオン酸(Ca)」が上顎や下顎を含む顔面骨密度の維持・改善に寄与することを臨床試験で確認しており、ミドルからシニア世代の女性に対して、美容ケアを訴求していきたいとしている。
マルトビオン酸の詳細はこちら
https://www.maltobion.com/
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