(写真右から)オンワード樫山サステナブル経営グループサステナブル経営Div.長・山本卓司氏、オンワード樫山プロダクトグループ生産技術Div.パタンナー・森本朱理氏、オンワード樫山サステナブル経営グループサステナブル経営Div.プロジェクトリーダー・井垣辰彦氏
オンワードホールディングスは4月7日、自社ECサイトで不要な衣料品から制作したアップサイクル(創造的再利用)作品を発売した。第2弾となる今回はシャツ生地を使用した95点を展開する。
同社は2009年からサステナブル経営の一環として、自社の衣料品を引き取る「オンワード・グリーン・キャンペーン」を実施している。2025年4月時点で累計約170万人から約884万点を回収した。引き取った衣料品は廃棄せずに、リユース(再使用)やリサイクル(再生利用)している。
2023年春からオンラインでの引き取りもスタートし、参加者も増加しているという。ファッション企業ならではのクリエーション力を生かした「アップサイクル・アクション」も開始した。制作過程などを「グリーン・オンワード」公式インスタグラムで発信している。
同プロジェクトには、社員が副業でクリエーターとして参加し、制作や価格設定を担当する。参加した社員は、「普段の業務よりも自由な発想で制作できたのが楽しかった。サステナビリティへの関心が高まったほか、本業以外の領域も経験することができて、発見も多かった」(オンワード樫山プロダクトグループ生産技術Div.パタンナー・森本朱理氏)と話した。
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